木のはなし

わたしたち、ジューケン葉山はもともと木材の卸を営んでいた「木の専門家」です。どんな木がいいのか、安くて丈夫な木材の選び方などちょっとした「木のはなし」をお聞きください。

柱にする木

木の部分で強度があるのは、外側の「辺材」ですが耐久性という点では中心の「心材」部分です。一番に求められるのは強度ですから、私たちは辺材を多く残すように加工しますが、家のどこに使うかによって「辺材」と「心材」を使い分けることができます。 耐久性のある「心材」は外壁など、雨風にあたるところに使い、強度が高い「辺材」は、中の柱に利用しています。 木は自然の物で一定ではありません。木の特性を知り、こちらがその特性を活かす使い方をするのが大切です。

梁(はり)にする木

梁は横に使うので、柱よりも強度が必要です。乾燥後の収縮を考えて使うサイズより少し大きめに挽き、荷重が一番かかる下面に木の弱い部分がこないよう中心に近いところから材をとるようにします。 このように梁は、大きくなればなるほど材として取れる部分が少ないので高価になってしまいますが、大きな梁はデザインとしては見栄えがしますね。

板目(いため)と柾目(まさめ)

木の挽き方の呼び名で、年輪に対して直角に挽き材に縦縞の模様が入っているのが「柾目」で、狂いにくく縦縞でスッキリしているので天井材や建具などに使われます。 一方「板目」は、年輪に対して水平に挽いたもので波形の模様が入っている材になり、いろいろな場所に利用されています。

いい木わるい木

私たちは、原木を見ただけで、いつごろ枝打ちをしたのか、どんな場所に生えていたのかなどがだいたいわかります。 節のあるなしや傷の具合などがある程度予想できるのです。 木口の色や全体のツヤなどで、木の内部を予想するのは長い間木と接してきたことで培った経験しかありませんね。

天然木と造林木

天然木は、きびしい自然下でゆっくり育つので一般に年輪が細かいことが多いようです。ある程度の太さになるまで、数十年かかりますから芯の部分が細かいので、外側は無節部分が多くなっています。その分高価でもあります。 造林木は一定の間隔で明るい場所ですくすくと育ちます。短期間で太く育つので広く建材に利用されています。

建材になるまでの流れ

  1. 原木を買う
    よい材はよい原木からしか取れません。一本一本丸太を見て、外からは見えない内部の傷や腐りを見極めて購入する。
  2. 皮むき
    皮のままだと虫害や腐ったりしやすいため買ってきてすぐに機械で皮を剥ぎます。
  3. 木挽く
    丸太から柱や梁などを挽き出す「こびき」は、どの部分を使うかムダが出ないように丸太を使うためにも勘と経験が要求される仕事です。
  4. 浅積み
    木挽きされた原板は、水分を多く含んでいるためいったん、材全体が空気に触れて乾燥させ収縮を促します。
  5. 乾燥
    あとで曲がったり歪んだりしないように乾燥させます。じっくりと乾燥させることで強度も増す効果があります。
  6. 加工
    乾燥させた材は、収縮したり曲がったりしているので、定めた寸法に挽き直します。 それを見越して最初の段階でやや大きめに挽いてあります。
  7. 表面磨き
    巨大なサンドペーパーが回転している機械に材を通して、サンダーがけをして表面をきれいにします。 これで建築に使用できる材になります。
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